書籍・雑誌

2010.11.21

恋の手本となりにけり

共通の友人を通して知り合った、ギターバーにいつも行く永井紗耶子嬢が本を出版。小学館の小説大賞を取り、先月その作品を出版。「恋の手本となりにけり」。話は江戸時代で、花魁(おいらん)やその当時の生活感がたっぷり味わえる一冊。芸者好きの私にはたまらん♪殺人事件を軸に、正義や誇りなどをテーマにすら~と読める一冊。紗耶子ちゃんは私より年下なんですが、なんでこんなにも一杯の言葉を知っていて、日本語を操れるんだろうと、ただただ感心。ファンになりました。次の作品がとっても楽しみ。がんばっている女子が最近まわりにいっぱい。感化されます♪

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2010.01.14

空飛ぶマダム

体調を崩しずっと会社休む(笑)。厄も無く、六星占術では悪くない年にあたる今年。そてにしては、幸先悪くないかい(笑)?

年始に読んだ本があまりにも印象的だった。「おそめ」っていう和服の似合うペッピンさんの石井妙子さんが書かれた本。通称「おそめ」さんという、ご健在の上羽秀さんの生涯をつづった作品。実におもしろい♪おそめさんは、「伝説の銀座マダム」、「空飛ぶマダム」と言われた人。若いころは祇園の芸妓。その後京都にバーを開き、そして銀座にも進出。当時の時の人、川端康成や、小津安二郎や、私の大好きな白洲次郎さんも贔屓にしていたそうな。

生い立ちから今までをつづっているのですが、まだご健在のおそめさんから話を聞くでなし、彼女に関わった人から話を聞いて成り立った本です。おそめさんは自分のことは語らない。

おそめさんは写真で見るとそうではないんですが、実際は誰しもが惹き付けられるオーラがあり、特に男性は守ってあげたいという気持ちになったようです。その証拠に各界の要人が虜になっていますからね。自分からはぺらぺらしゃべることなく、人の話を聞く人だったそうです。

それでていて、浮世離れした生き方、お金の感覚はまるでなかったと言います。入ってきたお金は全部出て行っちゃう。何に出て行くかというと、自分の身の回りのものではなく、チップとして出て行くそうな。自分の身なりには興味はなくいつも質素。ご飯を食べに行けばそこで、車に乗ったら運転手にと、とにかくチップをばらまいていたそうです。お金はまわさないと流れないという考えのもと手元に残るお金はほとんどなかったそうな。

時代が生んだヒロインであり、一時代が過ぎると衰退しますが、その衰退した後のおそめさんがかっこいいんです。自分がお世話になったお客さんがお店に来なくなったとしても入院をしたらお見舞いに、お客さんの奥さんが寂しがらないようにとテレビを贈ったりと、心のある関係を常に保っていた人でもあります。

おそめさんには生涯愛し続けた人がいて、その相手には奥さんと子供がいたけど、おそめさんは離婚はさせず、その家族を丸ごと面倒をみたという、ある意味すごい人です。その相手の子供が大女優の富司純子さんです。

京都と銀座にお店を出していたので一時は東京と京都の往復を当時は珍しい飛行機を使いて、そこから「空と飛ぶマダム」とも言われた。

とにかく彼女の生き方、考え方に感銘を受け、自分もそうあれたらなと思う部分がたくさんあった。

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2009.05.18

さぁ、自分の才能に目覚めよう

会社のプロジェクトチームがなぜ機能したかっていう分析をするので、ギャロップ社がだしている5つの強みという性格判断テストみたいなのをやらされた。ギャロップ社は、世界の世論調査をやっているところ。膨大なデータからこのような診断の仕組みを作ったらしい。強みを34項目にわけ、その中で自分のTOP5を知ることができる。TOP5を見て、どういう人の組み合わせが良いチームを作るか、そういうところを見たいらしい。

5つの強みっていうくらいなので、長所なんです。でも、どうみても長所にはみえなくって・・・わたしの・・・。

最上志向 
適応性 
慎重さ 
指令性 
自己確信 

独裁者っぽいですよね(笑)。

でもあっているんです・・・(笑)。

180項目の質問それぞれ20秒の時間制限があり、すぐに結果がわかる。5つの強みの本を買えば、シリアル番号がついているのでオンラインでできます。1600円くらいだったかな。更に34項目の全てを順位づけしたい場合、別途500USDでできるそうな。その際は、1時間の電話もしくは対面カウンセリング付。会社の人がそれをやって、なんで結婚できないかの理由が明確に証明されたって言ってた(笑)

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2008.11.23

「凍」

久しぶりに投稿です♪相も変わらず元気にしておりますわ。

だんだんと寒くなったので、ミストサウナに毎日入るようになった。がんがん暖房をかけ、お風呂に入りながら50度のミストを浴びると体の芯からぽかぽか。寝つきもいいです!かなりオススメ。

最近やめていたんだけど、また始まった本の虫・・・。本って自分の生活を平気で侵食するから厄介・・・。ほっといてくれよ!と思うんだけど、ついつい誘惑に負ける。最近では沢木耕太郎さんの「凍」が響いた。これもノンフィクション。ノンフィクションだと一つ一つが重いんだよね。残るんだよね。先月だったかな、奥多摩で熊に襲われた登山家の山ノ井さんっていたじゃないですか、彼と奥さんが登ったヒマラヤのギャチュンカンのことを書いた作品。いやぁ、この奥さん、妙子さんの存在を知ったら、なんて自分はちっぽけな人間なんだろうって思い知らされた。とにかく、どんな状況下に置かれても、乱れない。雪崩に遭おうが、目が見えなくなりながら氷壁をおりようが、滑落しようが、常に冷静。その精神力と強さ、凄い。凍傷の連続で足と手の指がほとんどなくなりながらも、それを悲観することなく、山に登る情熱はまだ持ったまま・・・。

彼女みたいな人がいると、自分が今出来ないと思っていることがばかばかしくなる。同じことをしようとは決して思わないけど、人間やってやれないことはないって再認識させられた。たまに、こういう人間を超越した存在を目の当たりして、自分の感覚をアジャストするのはいいかも♪

いやぁ、妙子さんは凄い!

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2008.02.18

『イニシエーション・ラブ』『リピート』

変わった本をみつけた。乾くるみさんの「イニシエーションラブ」。本の帯に書いてあるんです。最後の2行で驚愕の事実が判明って。最初に見るなとも・・・。言われるがままに、読み進む。最後の2行まではなんてことはない、純恋愛物語。最後の2行読んだ途端に、あわわわわわわ~、なんだこりゃ!ってかんじ。種明かしになるので多くは述べませんが、こういう裏切りっておもしろいかも!読み返したくなること必至です。

調子に乗った私は、そのまま乾くるみさんの「リピート」を読みました。500ページほどありますが、1日で読める明瞭簡潔さ。この「リピート」もね、おもろかった。これも帯に、「イニシエーションラブ」を越す驚愕の事実が~みたいな売りだったのですが、その通りでした。重い作品ばかり好んで読むくせがあったのですが、すら~と読める小説もたまには良いなと思いましたわ。読みたい方、差し上げます。どうせ、ブックオフ行きなので~!



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2008.02.13

花のれん-山崎豊子

最近、これといった本がなく、読んでもお勧めするほどでもなかったが、ここいらで確実に響く本を読みたく、原点に帰りやんした。山崎豊子さん。盗作疑惑とか色々とある方ですが、私は女版、司馬遼太郎だと思っています!!リサーチにリサーチを重ね、歴史的文献としても意味を為す彼女の作品。実におもしろい。「花のれん」をまだ読んでいなかったので、手にしてみた。山崎作品にしては、薄い本だったのでずっと敬遠。でも、よかった読んで。響くね~。「花のれん」は吉本興業を創業した、吉本せいをモデルに描かれた、商いに一生を注いだ女の物語。

100年程も前にこんなにもエネルギーに満ち溢れた女性がいたこと、興味あります!やっぱり、商才っていうのは、タイミングと運と心立てによるんですな~と思いながら、物語にどっぷり漬かってみた。



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2007.08.28

葉桜の季節に君を想うということ

「騙された~」と、大声で叫びたくなった本が。

葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午/著

これ、やばいよ。サスペンス。何でも屋の主人公が知り合いに頼まれて探偵をするんです。そこで、事件に巻き込まれいく話。もうとにかく、読んで意表をつかれてください。もう一度読み返している自分が必ずいます。こんな、騙し方・・・。あり???まぁ、ネタばらしになるのでこれ以上言いませんが、っていうか、何も語れない。

人の固定観念っちゅうものがいかに間違っているか、気づかされるし、著者のちょっとした悪ふざけにも、このやろ~と思うし。ただでは済まされない本でござる。一読の価値ありっすよ!

Hazakura

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2007.07.03

目指せ小説家

友達が小説家を目指す言って何作か書いています。一度見てと言われ、読んだんですが、誤字脱字等が気になり、赤をいっぱい入れ原稿を返しました。(相当嫌味なやつですよね)。そしたらそやつ変わり者でまた読んで赤をいれてほしいって。先週締切りの賞に応募をするためだと。金曜日ではあったが、お誘いもあったが、会社終わったあと大校正大会~。 読み始めは、あちゃ~と思った。これ、大丈夫か?ってなくらい素人目から見ても良くなかった。でも、悪いのは1ページだけ。読み進めていくうちに、のめり込み、普通に本を読んでいるかんじ。最後すがすがしい終わり方ですっきり。うまくできていて、感心。

本人からはどこで笑えた?と何遍も聞かれたけど、私からしてみれば笑えるところがよくわからず・・・。関西人は、笑えるか笑えないかが肝らしい、たとえそれが純青春であっても純恋愛物であっても。今回のは10代の若者がたどった痛くもはかない浪人した1年間の話。なかなかいけます。読みたい方、原稿あるのでどうぞ!

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2007.03.19

ウンコな議論

同僚、皆、勉強している。自分の将来のために。心から尊敬。みんなこぞって目標のために海外に。すごい。私はいつのころからか勉強という単語は頭の中から消滅した。

そんなわけで、最近のはまっている本、「ウンコな議論」
同僚に貸してもらったのですが、立派な哲学の第一人者が書いた論文の邦訳。うんこな議論!響きが良いですよね。まぁ、うんこは排泄物であり、形も決まっていない、言ってみればカスである。別にうんこの質や形状はどうでも良いことであり、そういう意味をもった話を、うんこな義論という。そのうんこ議論についてとくと、超マジメに説いているんです。一応全文目を通しましが、あまりにも難しすぎて、また読み返す予定。これ理解するのは相当大変かも。まぁ、安部首相の言う「美しい日本」もうんこな議論なんですって。

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2006.12.31

2006年最後のいっちょ~

大晦日を迎えました。皆それぞれ、思い思いの2006年最後の日を過ごしていることでしょう。元旦早朝よりニューヨーク出発につき、大晦日日帰り帰省中。NHKの時代劇に見入っているチチに、料理をしているハハ。典型的な風景でしょうか。私が帰ってくる意味はあるのかわからんが、とりあえず居ます。(笑)

年末はチチと祖母の急病に驚かされたけど、どちらも落ち着き無事に歳が越せそう。よかった、よかった。誰か体調崩すと家族がひっくりかえっちゃうからね。そんな中ドラ娘はニューヨークだぁ!一緒に行く友達は今日の明け方まで仕事なので、打ち合わせできていないけど、とことん満喫する予定!NYは2001年行ったきり。ちょいと楽しみ~。ミュージカルのオンライン予約はどれもいっぱいだったので、現地調達になるけど可能な限り観たいな。それと、セールシーズンが始まってしまったらしいです!やばい・・・。何も考えず調達しちゃうんだろうな。まぁ、どうにかなっちゃうので、あんまり考えずに直感でいきます!&、写真ギャラリーと写真集を扱っている本屋をしらみつぶしにあたる予定。やばひ・・・。心が躍る。

本屋をめぐっていたら、おもしろい写真集みっけ。海外旅行といえば、LonleyPlanet、そのLonleyPlanetが出しているOnePlanetっていう写真集。世界各地の人や景色の写真。色がとにかくきれい。蜷川実花さんの鮮やかさをを少しおさえたかんじの色。結構わかりやすく、目をひく写真集。3000円くらい。世界にこんなにもたくさんの色があるんだって思わされる。一つ一つ自分目で確かめたいって思うほど。報道写真集しかないコレクションに色を添えようかな。

てなわけで、

今年もありがとうございました♪

来年も末永くよろしゅうお願いいたします。皆様にとって、2007年が素敵な一年になりますよう、心よりお祈り申し上げます。

Good bye 2006, Hello 2007!

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