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2012.12.12

ソーシャルトラベル 旅ときどき社会貢献

先週は友達夫婦の出版記念パーティに行ってきた。前も話したかもしれないけど、地元が一緒で、10代の頃共通の友人を通じて知り合った美和ちゃん。20代の頃、ことあるごとに一緒に飲んでいた勇輝。勇輝が結婚したことは知っていたけど、世界一周をする時まで美和ちゃんと結びつかなかった。彼らの旅行のブログをチェックして、美和ちゃんと気づき、結びついた。勝手に縁を感じている。そんな彼らが、2年間かけて旅をしてきたことを、本にして出版。彼らが旅行しながら【気づいた】ソーシャルトラベルというのがキーになっている。旅をしながらちょっとでもいいことをしようと。そこにいきつくまでのお話をパーティでしてくれたんだけど、人間つきぬけた人が発する言葉って実にシンプルで、それでいて響くなって思った。

旅を始めたのは、東京に住んでいることで享受している当たり前の事、この枠を超えて、いったん全部捨ててみたいという思いから。職も捨て、家もすて、何もない彼らが接する世界の人々ってどんなんだろうというところからスタート。その中で彼らが思ったことそのままを発し、アクションをおこし人々を巻き込んでいく。人種や貧富やいろいろな差があるけど、それらを取り払い、ふところに入り込むことでそこにいる人たちの事を知り、良いところを見つけることでその人たちのことを好きになる。

私は海外に行くと、観光客としての自分の枠を作ってしまう。それが楽だから。ただ、本当のその国を知るチャンスは失っている。彼らはそうではない方法を取り、我々が思っている区別や差別を多様性と言い、人類はコスモポリタンと表現。GlobalizationとかInternationalという言葉はよく使うけど、これは主体となる国があって、その枠を超えることをグローバリゼーションとか、インターナショナルと言う。そうではなく、枠も何もない、宇宙のあちこちに存在している、それが我々、つまりはコスモポリタン。そういう、全てをとっぱらったマインドで接することでの気づきというのが本にちりばめられている。

そして、帰国した彼らは東北を訪れ、人々と接するにつれ、自分たちが旅で考えてきたことと同じ人たちがそこにいると気づき、なんと震災復興新聞を立ち上げてしまったんです。東北の人たちは全部失った。全部失うことで、本当に大事なものを知ることができた。家や車が大事だった人たちが、全て失って気づいた事は、人だと。

彼らの活動は本当に一言では言い表せないけど、二人だからこそできるんだと思う。この、あつくるしい(笑)、二人が織りなすこれからが本当に、本当に楽しみ。そして私は彼らをサポートし続ける。私自身、ボランティアとか募金とかあまり興味なくて、そこに自分自身が労力を注げないタイプ。だけど、がんばっている人はとことん応援したいと思っている。こういう二人みたいな人に私は託したいし、サポートしたいと思っている。(超微力だけど)。

彼らの本は読むにあたいすると、断言します。是非手に取ってみてみてください!

出版記念パーティのブログ

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