ポートランドの本社出張はサミットへの参加のため。全世界に散らばっているチームが一同に介し、65名程でみっちり4日間。会議に4日間って普通ありえなく、私は一日目から心が折れ、集中力0状態に陥るのですが。今回は外部にファシリテーターをお願いしていた。ファシリテーターというのは、会議の準備と進行をする人です。我々の仕事内容をよく知らない人たちが、会議の内容を決め、すすめていくのです。仕事内容がわからないとはいえ、実に見事に場をまわします。そして、レコーディングプレゼンテーションと言って、議論される事を大きな紙にどんどん記録していきます。記録する内容も実にシンプルにカラフルにイラストつきでまとめてあり、その素晴らしさに圧倒される。一体何について、どういうアプローチで、どう進めればいいのかも明確にしてくれ、実にわかりやすい内容。いやぁ、こういうファシリテーターがいたら会議も全然つまらなくない。そして、最終的には、自分たちの進むべきゴールと、会社の性質からストーリーテリングということに重きをおいた。話をするときに、ストーリーを汲み込んで伝える。商品一つ一つにストーリーがあるように、人にもストーリーがある。一つ私が気に入ったストーリーがあるのでご紹介を、
グローバルのビジョンをノーススターと呼んでいます。北極星。それをチームの人が、ハワイの言い伝えにたとえました。ハワイの人は、親指と小指を立て、アロハのジェスチャーをします。その元になったのは道に迷った時のサインだそうです。道に迷ったら、親指を立て北極星に向け小指を直角に伸ばす。それが道しるべになると。だから、私たちも自分が迷ったり、わからなくなったら、ノーススターをみつければいいんだと。ノーススターが我々のビジョンだから。私は感動しました。ストーリ―テリングに関しては私は全然できないけど、彼らに刺激を受けて自分なりのストーリーテリングを見つけたいと思う。
そして、今の日本の社長は前ドイツにいて、今回来ていたドイツ人元上司だったということがわかり、私とドイツ人とでノーススターを探す時のポーズで写真をとり、社長に送ったら、社長から、同じポーズで撮った写真が返ってきた。おちゃめすぎる社長。
まぁ、グローバルな集まりと言っても本社30名、ヨーロッパ25名、アフィリエイト5名、アジア2名というバランスの悪い人数で、アジアはこれからだなというかんじでした。この中でRewardということで賞をもらえたりするのですが、みんなの推薦なんです。私は一人で動いているので推薦なんかされるわけもなく、それを考慮に入れてか、会議の中で日本がどれだけがんばっているかっていうことを、先ほど紹介した社長とCFOがメッセージとして送ってくれ、みんなの前で発表してくれた。一年間とりあえずがんばってよかったなって、報われた瞬間だった。
そして、女性として実に素晴らしい人に出会えたことにも感謝。お子さんが高校生なので、それなりの年だと思うのですが、アメリカ人にしては珍しくとてもセンスが良く、めちゃくちゃ気遣いができる。分け隔てなくいろんな人と話をし、いつもそこに笑いがある。存在そのものが魅力的なんです。素晴らしい。そして、ヨーロッパの人たちと一晩カラオケに行ったら翌日から良い感じ。ヨーロッパの人たちってそういうコミュニケーション大事にするのねと思った。
とにもかくにも、この会社に転職して、日々学んでいるなって実感しています。決して楽ではないし、正直つぶれるわ私~って思うこともしばしばだけど、素晴らしい会社に属しているんだなと、こういう機会を通して改めて感じた。らっき~ですね。
買い物に行った時に川岸からとったポートランドの橋。
ランチクルーズに行った時の束の間の晴れの様子
会議の様子
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