月命日
チチが逝ってから一ヶ月。初めての月命日に鎌倉方面に行ってきました。震災の影響で人がいなくてちょうどよかったけど、ハハは寂しいとずっと言っていた(笑)。
余命宣告をされた去年の夏から私にできることはなんだろうと考えてきました。残念ながら考えても何も思いつかないんだよね。時間があるときは逢いに、そんなの当たり前だし、ネットワークで病院情報、先生の情報収集なんてのも当たり前だし。結局何ができたかって、今思うとチチの遺影を撮影できたことかな。遺影だけは自分の撮った写真を使いたいと思っていたから願いが叶ってうれしかった。チチの写真を撮る度にこれが最後になるかもとファインダーをのぞいていた日々。妙に必死に撮っていたことを思い出す。冗談で「遺影にするからね」と言い、「いえ〜い」とふざけるチチ。それを何度繰り返したことか(笑)
遺影って、何年か前のまだ若いころの写真を使う事が多いけど、私はあえて亡くなる一ヶ月前に撮った、ありのままのチチの写真を選びました。初詣に行った時、ホテルのラウンジで撮った写真。空気感の良さと、一時退院を楽しんでいるチチの雰囲気が絶妙で、なんかよかった。
あとは、葬儀の時に40号のキャンバスを用意し、そこに[It your 2010-2011, it was absolutely a great one daddy]と題し、写真をたくさんレイアウトしたのを、参列者にみてもらった。病気しながら最後の一年いろんなところに行ったから、そのとき撮った写真を50枚程ちりばめてみた。写真が欲しいという人のため、葬儀が終わったら好きなのを持って行ってもらった。少しでもチチの記憶が残ってもらえたら嬉しいと思う。
葬儀はみえっぱりのチチを意識して、これでもかというくらい贅を尽くしました。お花も弔電もたくさんいただき。参列者もびっくりする程多く、本当にチチらしいなと思った。そして言われたのが、チチが日本の電子顕微鏡を世界に知らしめたと言っても過言ではない業績を残したと。そこまで言っていただける仲間がいたチチは幸せ者だと思います。あっぱれです。
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